E01: 液体温度が高すぎる

深刻な怪我を防ぐために、マニュアルに記載されている警告および指示すべてに従ってください。適切な作業者用安全保護具を着用してください。

本装置のトラブルシューティングでは、作業を正しく行わないと感電またはその他の重大な人身事故を引き起こす可能性のある部品を取り扱う必要があります。電気関連のすべての作業は、資格のある電気技術者が行ってください。修理前に、装置のすべての電源がオフになっていることを確認してください。

 

注意: 熱電対のチェックを行う場合には、どちらのゾーン (ISO と RES) の液体が高温になっているかに注意してください。

  • 熱電対ISOまたはRESは、71°C(260°F)を超える液体温度を検知しています。 
  • 過熱スイッチISOまたはRESは、110°C(230°F)を超える液体温度を検知して開きます。華氏190度 (摂氏87度) に下がるとスイッチは再び閉じます。 
  • 熱電対 ISO または RESが故障または破損しています。またはヒータエレメントに接触していないか、温度制御盤への接続状態が悪くなっています。
  • 過熱スイッチが開位置で故障しています。 
  • 温度制御盤が加熱ゾーンをオフにすることができません。
  • ゾーン電源配線あるいは熱電対が 1 つのゾーンから別のゾーンに切り替えられています。
  • 熱電対の設置場所のヒータエレメントが故障しています。 
  • ワイヤがゆるんでいます。
  1. コネクタ B がヒータ制御基板にしっかりと接続されているか確認します。マニュアルの「温度コントロールモジュールの接続」を参照してください。
  2. コネクタを清掃して、接続しなおします。
  3. 温度制御モジュールと過熱スイッチの間、および温度制御モジュールと熱電対の間の接続をチェックします。すべての配線がヒータ制御基板上のコネクタ B にしっかりと固定されているか確認します。マニュアルの表7 を参照してください。
  4. コネクタ B をヒータ制御モジュールから取り外し、プラグ端のピン間で抵抗を測定して、熱電対の導通をチェックします。
  5. 外部の温度検知装置を使って液温を確認します。
  6. 熱電対が損傷していないか、ヒータエレメントに接触していないか点検します。マニュアルの図16を参照してください。
  7. 装置が温度設定値に達したとき、温度制御モジュールがオフになるか確認するには: 
    1. 温度設定値を表示されている温度よりもかなり低めに設定します。 
    2. ゾーンをオンにします。温度が上がり続ける場合は、電源基板が故障しています。 
    3. 他の電源モジュールと交換して確認してください。マニュアルの「温度コントロールモジュールの交換」を参照してください。 
    4. モジュールの交換によって問題が解決しない場合は、電源モジュールが原因ではありません。
  8. 抵抗計を使用してヒータエレメントの導通を確認します。マニュアルを参照してください。